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日本語を話す人のためのスペイン語

スペイン語は発音から入りやすい。
つまずくのは文法から

スペイン語は、日本語を話す人にとって発音の入り口がとても広い言語です。母音は日本語と同じく5つで、ほとんどの単語はつづりのとおりに読めます。そのぶん、つまずきやすいのは文法です。名詞の性と冠詞、主語によって形が変わる動詞、そして「〜である」を表す ser と estar の使い分け。このページではその要点を先に整理し、各ガイドと記事へご案内します。

母音は5つ。ほぼ「あいうえお」と同じ

a

あ

ほぼ同じ

i

い

ほぼ同じ

u

う

唇を丸めて前へ

e

え

ほぼ同じ

o

お

ほぼ同じ

違いが大きいのは u だけです。日本語の「う」は唇をあまり丸めませんが、スペイン語の u は唇をすぼめて前に突き出します。また、スペイン語には「おばさん/おばあさん」のような母音の長短の区別がないので、casa(家)を「カーサ」と伸ばしても意味は変わりません。

やさしいところ 日本語の感覚が使える

  • つづりどおりに読める

    casa は「カサ」、noche は「ノチェ」。文字と音の対応がほぼ一定で、初めて見る単語も読めます。
  • 強く読む位置が分かる

    アクセントの位置は規則で決まり、例外には teléfono のようにアクセント記号が付きます。
  • ら行の音がそのまま使える

    pero(しかし)の r は、日本語のら行とほとんど同じ音です。
  • 母音で終わる単語が多い

    amigo、mesa、leche など、日本語に近いリズムで発音できます。

むずかしいところ ここに時間をかける

  • 名詞の性と冠詞

    名詞はすべて男性か女性に分かれ、冠詞と形容詞もそれに合わせて形が変わります。
    単数複数
    男性el libro(本)los libros
    女性la casa(家)las casas
  • 主語ごとに変わる動詞

    hablo「(私が)話す」、hablas「(君が)話す」。形で主語が分かるので、主語そのものはよく省略されます。
  • ser と estar

    どちらも「〜である」。Es aburrido は「退屈な人だ」、Está aburrido は「(今)退屈している」。
  • 巻き舌の rr と l

    perro(犬)の rr は舌を震わせる音。pelo(髪)と pero の l/r の区別も、日本語にはありません。

特集記事

エミリアヌス写本の一葉。ラテン語の本文の行間と余白に注釈が書き込まれている
エミリアヌス写本(Codex Aemilianensis 60)の一葉。Codiceemil.jpg、パブリックドメイン、Wikimedia Commons より。

スペイン語の歴史

スペイン語が初めて書きとめられたとき——サン・ミリャン修道院の余白の注釈

10〜11世紀ごろ、スペイン北部ラ・リオハ地方の修道院で、ひとりの修道士がラテン語の写本の余白に、当時の話しことばで短い注釈を書き込みました。「エミリアヌス注解(Glosas Emilianenses)」と呼ばれるこの書き込みは、スペイン語の祖先にあたるロマンス語を記した最も古い記録のひとつとされ、バスク語の最古の文例も含んでいます。ラテン語がどのようにして今のスペイン語になったのかを、この一葉からたどります。

読了まで約8分 · 記事は準備中です

ガイド

発音

  • スペイン語の発音:カタカナで書ける音、書けない音準備中

    日本語の五十音と対応させながら、子音を一つずつ確認します。

    入門6分
  • r・rr・l の練習:日本語のら行から始める準備中

    巻き舌ができなくても通じる段階から、少しずつ近づける方法。

    入門5分

文法

  • 冠詞と名詞の性:el・la・los・las準備中

    -o で終われば男性、-a なら女性。まずはこの目安と例外から。

    入門7分
  • ser と estar の使い分け準備中

    「性質」と「状態」で分ける考え方と、迷いやすい例。

    初級9分
  • 現在形の活用:-ar・-er・-ir 動詞準備中

    規則活用の3パターンと、よく使う不規則動詞 ser・ir・tener。

    初級8分
  • gustar の使い方:「好き」は主語が逆になる準備中

    Me gusta el café では、主語は「コーヒー」のほうです。

    初級6分

学び方

  • 日本語話者のための学習計画:最初の3か月準備中

    発音を先に固め、文法は名詞の性から。

    入門6分